低血糖症チェックリスト

はじめに、あなたの身体や心の状態、体質、生活習慣などについて当てはまる項目にチェックしてみてください。

  • 食後に急激に眠くなる
  • ケーキやチョコレートなどの甘いものが大好き
  • ときどき、めまい、ふらふらすることがある
  • 肥満気味、ちょっと食べるとすぐ太る。痩せにくい
  • 感情を抑えるのが苦手。すぐにキレる
  • アルコール、コーヒー、タバコが好き
  • 疲れやすい、集中力がない
  • 冷や汗、すぐに汗をかく
  • 過呼吸、よくあくびがでる
  • 喘息、アトピー性皮膚炎、花粉症、じんましん
  • ラーメンなどの麺類が好きで無性に食べたくなる
  • 朝起きられない、学校・会社をよく休む
  • 理由が分からない不安感、急に泣きたくなる
  • 不整脈、心臓がドキドキする、血圧が急に高くなる
  • 頭痛、頭がしめつけられる、
  • 忘れっぽい
  • 下痢、便秘、腹痛
  • 身体の筋肉のこわばり、関節痛
  • 胃が痛くなる、吐き気がある、食後の胸焼け
  • 夜眠れない、目を覚ますとふたたび寝られない

いかがでしたか?
これは低血糖症がどうか調べる簡単なチェックシートですが、おそらく「1個も該当がなかった。」という人はいないでしょう。

どれも誰にでも「ありがち」な症状で、必ずしも仕事を休んだり、早急に入院が必要な症状ではありません。

「これぐらいの不調は仕方がない。」

「年をとっているから仕方がない。」

と諦めている人もいるでしょう。

糖質の多い炭水化物や、ビタミンやミネラルが失われた添加物たっぷりの食品が中心の食生活を送っていると、身体の血糖コントロールが不安定な状態になり、様々な身体的・精神的症状が表れます。
これが「低血糖症」です。

具体的には、急激な眠気・精神的不安・集中力の低下・めまい・倦怠感・イライラなどが症状として表れます。

低血糖症は別名「血糖調節障害」ともいわれますが、発見されてまだ50年しかたっていない新しい病気です。

新しい病気ゆえに、社会的な認知度がほとんどなく「低血糖症」の症状が表れても、会社にいる周りの人は理解できず、本人のやる気次第、性格的な問題として捉えられがちです。

そのため低血糖症にもかかわらず

「自分は集中力のない、なんてダメな人間なんだ。」

と悩んでいる人も多くいます。

 

>>低血糖症の症状と対処法について

低血糖症のメカニズム

「では、どうして低血糖症になるのか?」を分かりやすく説明をします。

人間の体は適正な血糖値を保つことで、臓器などが正常に機能できるようになっています。

白米や砂糖などの精製された糖質を過剰に食べると、血糖値が急激に上昇します。

血糖値が高くなりすぎると、血管や内臓にダメージを受けてしまい、最悪の場合は腎臓や血管に重大なダメージを受けて死亡することもあります。

そのため血糖値が上がると、すい臓は血糖値を下げるホルモンである「インスリン」を分泌し、血糖値を正常な範囲に戻そうと働きます。
これは生命維持に必要な機能で、通常は適切な量のインスリンが分泌されるので健康に役立っています。

しかし、砂糖などの糖質を摂りすぎると血糖値が上がるスピードも早くなるため、必要以上にインスリンを分泌してしまい、血糖値を下げすぎてしまいます。

これが低血糖症の状態です。

そこで、今度は血糖値を上げようとして「アドレナリン」を分泌します。

大量のインスリンと大量のアドレナリンの分泌で、血糖値がジェットコースターのように激しく上下します。

血糖値のバランスが崩れ『血糖値が乱高下』状態になり、不安・恐怖・落ち込み・倦怠感・イライラなどの症状が表れます。

低血糖症の原因を知りたい

低血糖症を引き起こす原因として大別すると、食事などの「生活習慣の要因」と体質などの「生まれつきの要因」の2つに分けられます。

低血糖症を引き起こす4つの生活習慣

1糖質の過剰摂取

低血糖症になる1番の原因は「糖質の摂りすぎ」です。

人間の身体には、ホルモンやグルカゴン分泌して血糖値が適切な数値に保つようなメカニズムが働いています。
しかし、白米、砂糖、小麦粉、お菓子といった精製された糖質中心の食生活を送っていると、すい臓への負担が大きく疲労してしまい、血糖値を調整する働きが不十分になり「低血糖症」を引き起こす原因になります。

2アルコール、珈琲、清涼飲料水

お酒やカフェインの入った飲み物、清涼飲料水の過剰摂取は低血糖症を引き起こす恐れがあります。

アルコールは体内に入ると、肝臓で無毒な酢酸に分解されるのですが、この分解の際にナイアシンを沢山消費してしまいます。
さらに腸からのビタミンB6の吸収も1/6にまで減ってしまうのです。
カフェインを摂取しすぎると、副腎が刺激されてアドレナリンが分泌され、血糖値が高くなってしまいます。

3ストレス・睡眠不足

ストレスを感じると、糖代謝に必要なホルモン(副腎皮質ホルモン・髄質ホルモン)が浪費されて低血糖症のコントロールが不十分になり、低血糖が起こりやすくなります。

4ミネラル・ビタミン不足

血糖値の調整機能にかぎらず、ビタミン、ミネラルは人間の体の調子を整えるのに欠かせない栄養素です。

ビタミン、ミネラルの代謝に必要な摂取量が不足していると低血糖症を起こしやすい状態になります。

冷凍食品やレトルト食品は糖質が高いものです。

糖質は身体のビタミンとミネラルを大量に消費します。
ジャンクフードはカロリーが高く、栄養素が少ない食べ物なので、こういった食事はビタミン、ミネラルの摂取不足を招きやすく、低血糖症になりやすい傾向があります。

低血糖症になりやすい体質の3つ特徴

1貧血体質

低血糖症の原因の1つに、貧血があります。
貧血状態が続くと、腸の粘膜細胞に酸素が不足して、働きが悪くなります。
そのため、食べ物の消化吸収が悪くなり、エネルギーの生産性も下がってしまいます。

ブドウ糖や脂肪酸などの栄養素が、ミトコンドリア内で完全燃焼するためには、酸素は必要不可欠です。
また、その後電子伝達系で働くチトクローム酵素は、ヘム鉄から作られています。

つまり酸素の量は、エネルギーの生産に大きな影響を与えます。
「疲れやすい、集中力が無い」
などの症状は、鉄欠乏性貧血の特徴です。

また酸素は、含鉄酵素の材料でもあります。これは、代謝を促したり、神経伝達物質を分泌する働きがあります。
そのため貧血になると、呼吸が不安定になる、イライラするなどの症状が現れる場合もあります。

貧血の対処法

  • 鉄分の効率的な補給
  • タンパク質と野菜をバランス良く食べる

貧血を防ぐためには、タンパク質や野菜をバランス良く食べ、鉄分を補給することが大切です。
また、極端なダイエットは控えましょう。

2アレルギー体質

血糖値を上げるホルモンのひとつに副腎から分泌される「糖質コルチコイド」があります。

低血糖症では、血糖値の急降下が頻繁に起こるので、「糖質コルチコイド」の分泌も激しく、副腎が疲労します。

副腎は、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎などのアレルギーに対して抗炎症ホルモンを分泌して炎症を抑える働きも兼ねているので、副腎が疲労していると、アレルギーに対しても十分な働きができなくなります

アレルギーのある人は副腎の仕事がキャパオーバーになりがちなため、低血糖症も重症になりやすい傾向があります。
糖質の過剰摂取をやめると「糖質コルチコイド」の無駄遣いがなりなり、副腎が元気になって様々なアレルギーにも対抗できるようになります。

アレルギー体質の対処法

  • ホルモンの材料となるタンパク質を積極的に摂取するようにしましょう
  • 乳酸菌で腸の免疫力を高めましょう
  • タバコ・アルコールの刺激物を控える
  • 薬、抗生物質の乱用はアレルギーの原因となるので避けるようにしましょう
3胃下垂症・胃酸過多症

胃下垂症の場合、低血糖症になるリスクが高く胃下垂症は様々な部分に影響を与えます。

特徴として胃下垂症の場合、胃の壁の弾力が弱く摂取した食物を消化しにくい為、鉄欠乏性貧血や栄養不足になりがちです。
ATPは、胃や腸の消化液の分泌や食物の吸収に働きかける成分で、ATPの生成が円滑に行われない場合、消化酵素の不足によって、消化不良や吸収不足になるおそれがあります。
ATPの生成に影響がでる症状には、貧血や低血糖症患者、ビタミンB依存体質などが考えられます。

消化酵素はタンパク質から生成される為、不足を補う必要がありますが、消化酵素が不足している場合、1度に多くタンパク質を摂取すると下痢や吐気、消化不良など引き起こす時があります。

胃酸過多による影響には胃のカルシウム吸収力が低下されるので、カルシウム不足による情緒不安などが懸念されます。

特にストレスを感じている時には、カルシウムの摂取が大切です。

胃下垂症・胃酸過多症の対処法

  • 食べ過ぎ、アルコールの摂取を控える
  • ウォーキングなどの適度な運動
  • カルシウムとタンパク質をしっかりと摂る
  • 適度な塩分とカリウムの補給

低血糖症を発症する原因の多くは、食生活の乱れからくる糖質の過剰摂取によるものです。

半年以上に渡り膵臓に負担をかけるような食生活をすると起こりやすく、それ以外にも遺伝的な体質の問題で、膵臓のβ細胞が未熟な事で起こると考えられるインスリン分泌の乱れなどによっても血糖値の異変を起こしやすいです。

その他の原因では、カフェインの過剰摂取、ストレスや運動不足なども低血糖症の発症要因となります。
ですが、きちんとした生活管理を行う事により、例え低血糖症を発症しやすい遺伝的な体質であっても多くの場合は未然に予防することができます。

低血糖症を治す薬はない!低血糖症を改善する生活習慣を身につけよう

低血糖症に対して、病院の薬や注射は対症療法でしかありません。
薬漬けの生活が、あなたの身体の健康を取り戻すための本当の解決策になるのでしょうか?

低血糖症を根本的に改善するには、食生活の改善など低血糖症が起こりにくい生活を心掛けることが大切になります。

低血糖症を改善するには食事の見直しがもっとも効果的

特に、低血糖症の治療でもっとも重要になるのは食事です。

膵臓に負担を掛けないよう、食事の内容や食べ方に注意しましょう。
膵臓に負担が掛かりやすい食べ物や食べ方は控えるようにします。

低血糖症が起こる条件が人によって異なるため、細かい注意点は人によって異なりますが、おおむね、以下の点に注意するとよいでしょう。

食事で避けた方がよい食べ物は?

脂肪分が多い食べ物や糖質が多い食べ物は膵臓に負担が掛かりやすいのでなるべく避けます。
特に白砂糖や、白米などの精製された穀類は吸収が早いため、血糖値が急激に上昇するので避けた方がよいでしょう。
カフェインも血糖値を急激に上昇させるので、過剰摂取は控えます。

アルコール類もなるべく避けるようにしましょう。
アルコールはインスリンの分泌に必要な栄養素を排出させてしまうので、体が上昇した血糖値を下げられなくなります。
また、アルコールが分解されるまで、肝臓の糖の生産が中断されるので低血糖になりやすくなります。

避けた方がよい食べ物には個人差があります

どの食べ物避けなければならないか?は、個人差も大きいです。
「白米で低血糖になる」
「小麦製品で低血糖が出る」
「小麦製品は大丈夫だが米類全般で低血糖になる」
など人によってさまざまです。

どの食べ物で症状が出るか観察して把握しておくと、自分の体に合わない食べ物を避けやすくなるでしょう。
また摂取量の上限にも個人差があり、少量なら大丈夫な人もいれば、ひと口でも低血糖を起こしてしまう人もいます。

自分の傾向を知っておく事で、不必要に神経質にならずに済みます。

このサイトでは、糖質制限のやり方も詳しく紹介していますが、過度な糖質制限や無理なダイエットも低血糖を招く恐れがあります。

自分の身体の状態を見ながら、適度に行うことが大切になります。

低血糖症に安心な食べ物とは?

低血糖症を起こしにくい食事内容にするには、GI値が低い食品を選ぶことです。

GI値が低い食品を選ぶには、ビタミン・ミネラルが豊富な食材を選ぶとよいでしょう。

GI値が低い食事を心掛けることで、即効性はありませんが、1~2ヶ月くらいですい臓への効果が実感できると思います。

すい臓が元気になって糖代謝が改善されると、同じものを食べても低血糖を起こしにくくなり、症状も出にくくなります。

低血糖症を起こしにくい食べ方

同じものを食べても、食べる順番で低血糖症は起こりにくくなります。
米やパンよりも、おかずを先に食べると、炭水化物の糖質の吸収速度がゆっくりになるため、血糖値の急激な上昇を防ぐことができます。

特に、食物繊維が豊富な野菜や海藻を先に食べておくと、糖の吸収を抑えやすいです。

ただし、ドレッシングや調味料で糖質を摂りすぎないよう注意する。

そして低血糖症の人が一番やってはいけないのは、炭水化物だけの食事です。
「パンやおにぎりだけ」
「たこ焼きをおかずに白米を食べる」

などは血糖値が急激に上がるため、低血糖を招きやすいです。

こんな食生活をしている人は今すぐ辞めてください。

おかずをしっかり食べて炭水化物は少量にする。というバランスが理想です。

>>低血糖症の人がとるべき栄養素でもっとも重要なモノとは?